ワークマン加盟店推進部部長八田さんインタビュー1

ワークマンがホワイトフランチャイズと呼ばれる理由とは? 売上と収入・休日の自由度は?【ワークマンFC業務の本音インタビュー①】

今回から、ワークマンのフランチャイズ運営について、加盟店推進部の部長である八田様へ、そして実際に店舗運営されている店長様へインタビューを行います!

全部で4本の構成となっています。
ワークマン以外にもフランチャイズオーナー業へ興味がある方は、是非最後までお読みください!

インタビュー記事一覧(クリックすると展開されます)
【#1】ワークマンがホワイトフランチャイズと呼ばれる理由とは? 売上と収入・休日の自由度は?
【#2】ワークマンの加盟店募集 夫婦参加や30分圏内に居住が応募条件の理由
【#3】ワークマン女子前橋吉岡店の店長へ本音インタビュー! 閉店後、発注業務含めて5分で帰宅できる?
【#4】ワークマン女子前橋みなみモール店の店長へ本音インタビュー! むしろ子どもとの時間が増えた?

今回は、ワークマンの店舗を束ねる、加盟店推進部部長の八田様に、店長業務の魅力についてお話を伺いました!

なお、この内容は以下の動画にもまとめていますので、そちらも是非!

八田様のご経歴

1990年に株式会社ワークマンにご入社。
現在は加盟店推進部の部長を務め、これから新しくフランチャイズ店舗のオーナーになる方々の最終面接を担当。

八田さんとワークマンの歩み

U委員長

今回ワークマンの加盟店推進部の八田様にお越しいただきました!

まず八田さんのご経歴をお聞きしたいんですけれども、ワークマンには何年にご入社されたんでしょうか?

八田さん
1990年に入社しました。新卒採用が始まって3期生ということで、今の小濱社長が同期でした
U委員長

ワークマン自体が1988年に100店舗達成したので、ちょうどそのあたりから新卒を取り始めたのですね!

当時から考えると、どのあたりが一番変わりましたか?

八田さん
一番最初に変わったというのは、2000年くらいに低価格路線を走るようになったことです。
U委員長
最初から安かったわけではないんですね!
八田さん

結構高かったんですよ作業服って、上下で1万円くらいで。

だんだん景気が悪くなってきて、安いものが求められるようになった2000年くらいから低価格路線に走った、というのが一つの転機だと思います。

U委員長
その大きな転機を、まさに社員として経験しているんですね。
八田さん

そこからプライベートブランドの開発にいったり、色々な転換点がありました。

長く会社にいるので、色んな変化を見てきたという感じがありますね

ワークマンの転換点について話す八田さん
ワークマンの転換点について話す八田さん
このあたりの、ワークマンのプライベートブランド開発に関するお話は、以前広報部チーフの鈴木様にお話を伺いました。そちらも是非読んでみてください。

ワークマンが歩んだ歴史。リーマンショックがオリジナル商品開発のきっかけだった?【ワークマン様インタビュー①】

U委員長
現在は加盟店推進部ということですが、それまではどういったお仕事をされていたんでしょうか?
八田さん

長かったのはSV部と言われる、スーパーバイザー(加盟店へのサポートを行う業務)の経歴が長いです。

それ以前は商品開発や営業企画、情報システム、そして加盟店教育などいろんな部署を経験しています。

たぶん、一番色々な部署を経験した自信があります。

U委員長
まさに、ワークマンのエースのような存在ですね!

加盟店推進部のお仕事

U委員長
加盟店推進部では、どういったお仕事をされているんでしょうか?
八田さん

ワークマンはフランチャイズでやっていますので、ワークマンに加盟したい方を募集をして加盟をしていただく一連の流れを担当しております。

私が最終的な責任者の立場で最終面接を行って、そこで合格すればワークマンに加盟するという流れです。

U委員長
最後の砦のような
八田さん
まさにそうですね(笑)

子どもが店舗を継ぐケースが多い?

U委員長

他のフランチャイズと比べて再契約率がとても高いと伺いまして、つまり満足度が高いということなのかなと思うんですけれども…

具体的に他のフランチャイズとどういった違いがあるんでしょうか?

八田さん

確かに途中でお辞めになる方は少ないです。

また、他のフランチャイズと大きく異なるのは、例えばお父さんがやっていて息子さんがその後に継続してやっていく事例が結構多いです。

U委員長
お子さんに継がせたいって、相当ワークマン愛が強いと思うんですが、どうしてそういった関係性が築けるんですか?
八田さん
本部が何かノルマを課すとかそういったことがないっていうのが一番働きやすいのかなと。
U委員長
世間のフランチャイズに対するイメージって、本部がかなり強いイメージがありますが、全然違うのですね!
八田さん
はい、あとは営業時間が朝7時から夜8時、店休日があるとか、そのあたりも魅力になると思います。

ワークマンの売り上げと収入

U委員長

ワークマンプラスやワークマン女子が登場して、どんどん店舗ごとの売上が上がっているとお聞きしました。

売り上げと実際の収入は、どういった比率なんでしょうか?

ワークマンの売り上げと収入の関係図
ワークマンの売り上げと収入の関係
八田さん
荒利額に対して、6割が本部・加盟店が4割という荒利分配方式をとっています。
他のフランチャイズだと、売上が上がると本部の取り分が増えていく方式をとっていることも多いそうです。一方ワークマンの場合、売上がどこまで伸びても一定の比率で収入になるので、モチベーションも高まりますね!
U委員長
実際店舗ごとの売上は平均どのぐらいなんですか?
八田さん
色んな数字の出し方があるんで一概に言えないんですけど…
ワークマンプラスの業態だと、年間平均1億8千万円ぐらいは売上があります。
U委員長
1億8千万!凄いです!
八田さん
以前は 平均1億 にやっといくか、という感じだったんですが。
2018年からワークマンプラスができて、売上が2倍になりました。
U委員長
店舗ごとにそれぞれ違うと思うんですけど、大体オーナーさんにはどのくらいの収入になるんですか?
八田さん

お店によって人件費など経費がだいぶ異なるので、こちらも一概には言えないんですが、売上の10%ぐらいが収入と考えていただいていいかなと思います。

なので、年間1億8千万売上があれば、年収は1800万円。

U委員長
おぉ…こちらも凄い数字です!
八田さん
そこから税金が引かれたり、人件費などで変わるので、その店の経営次第とはなります。

褒賞金制度という副収入

U委員長
やはり、そのあたりの収入面も満足度が高くなることに繋がったり?
八田さん

そうですね。

それと他社と違うのが、褒賞金という副収入の部分ありまして、これが多分大きいのかなと思っています。

U委員長

副収入ですか?

例えばどんなものがあるんでしょうか?

八田さん

例えば年間売上が1億5千万を超えれば、程度によって異なるんですけど年間20万から50万ぐらいの褒賞金 が出ます。

他は、ステップアップ賞 といいまして、半期ごとに前年比101%以上の売上を達成した場合は、褒賞金が得られます。
例えば年商2億円の店が120%売上を伸ばすと、半年で150万円 が振り込まれます。

U委員長
150万円ですか…半期ごとだと年間で300万円の副収入があると。
ただでさえ店舗ごとの売上が高く、その分収入も高いのに、それに加えて褒賞金制度があるとのことです。店舗のオーナーにとっては、とてもありがたい制度ですね!
以下の5つの制度があるそうです。
  • サクセス倶楽部(売り上げが1憶5000万以上): 20 ~ 50万円
  • 買取懸賞金(不良品以外返品ゼロ): 30万円
  • 販売コンクール(年2回、対象商品の販売戸数を30~40店で競う): 3 ~ 10万円(年2回)
  • ベストストアオペレーション賞(年2回、店舗を綺麗に保つ): 5 ~ 10万円(年2回)
  • ステップアップ賞(昨年比で101%以上の売り上げ): 3 ~ 150万円(年2回)


U委員長
そのあたりの褒賞金は、お店全体の何%くらいのお店がもらっているのでしょうか?
八田さん

ほぼほぼ…100%に近いと思います!

平均80~100万円程度の褒賞金をもらっていただいています。

本部(SV)のサポート体制

U委員長

初めてこういった店舗運営とかやられる方が多いと思います。

そういう方は売上が上げられるのか心配すると思うのですが、本部の方からサポートってあったりするんでしょうか?

八田さん

スーパーバイザー(SV)が月に2,3回は巡回をして、いろいろアドバイスをする仕組みになっております。

商売をやったことない方も加盟されるので、一緒にやっていこうという姿勢で取り組んでいます。

U委員長

どうしても店舗の条件的に売上が上がらないとか、そういったケースもあるのかなと思います。

例えば出店の計画はフランチャイズのオーナーさんがやるのか、本部の方がやるのかでいうと、どちらでしょうか?

八田さん
基本的には出店というのは本部が100%決めています。
U委員長
あ、そうなんですね!
八田さん
むやみに出店するとそれぞれのお店の売上も食ってしまいますし、
基本的にはしっかりと 商圏調査 をして「ここに出す」と決めて年間出店をしています。そこに対して募集をかけ、決まらなければそのまま直営としてオープンするスタイルですね。
U委員長
珍しいスタイルですよね。
八田さん
はい、コンビニだとやっぱり加盟店が決まってからお店を建てて、というように順番が逆なんですよね。

休日の状況

U委員長
お店のお休みとかシフトっていうのは、比較的自由にオーナーさんが決められるんでしょうか?
八田さん

お店の店休日は決まっています。

それ以外では、基本的にご夫婦で参加されるので、ご夫婦で相談しながら 休みをプラスで入れたりなど、うまく回しているような方が多いです。

あとは当然アルバイトさんもいるので、お店の裁量 で皆さんやっていただいている形ですね。

U委員長
自由度がとても高いんですね!
八田さん

はい、お子さんがいる方だったら、お父さんが迎えに行ったりとか。

ワークライフバランスを意識して、ワークマンに加盟する若いご夫婦も最近多くなってますね。

U委員長
フランチャイズとワークライフバランスって、かけ離れたイメージがありますが、ワークマンはしっかり両立していると。
八田さん

フランチャイズの悪いイメージっていうのが残念ながらあります。

そこを私たちは改善していきたいと思っています。

まとめと次回

ワークマンはフランチャイズ形式で店舗運営をしていますが、オーナーにとってどのような魅力があるのか、加盟店推進部部長の八田さんにお話をお聞きしました。

本部の手厚いサポート、売上の高さに加えて褒賞金という副収入、自由度の高い働き方、などなどブラックなイメージのフランチャイズとは全く異なるスタイルで大変驚きました!

そうなると、オーナーに応募する人もとても多いと思いますが、どのような条件で審査をしているのでしょうか?
次の記事では、そのあたりについて同じく八田さんにインタビューを行っています!お楽しみに!

インタビュー記事一覧(クリックすると展開されます)
【#1】ワークマンがホワイトフランチャイズと呼ばれる理由とは? 売上と収入・休日の自由度は?
【#2】ワークマンの加盟店募集 夫婦参加や30分圏内に居住が応募条件の理由
【#3】ワークマン女子前橋吉岡店の店長へ本音インタビュー! 閉店後、発注業務含めて5分で帰宅できる?
【#4】ワークマン女子前橋みなみモール店の店長へ本音インタビュー! むしろ子どもとの時間が増えた?

なお、実際にフランチャイズ運営に興味ある方は、以下の公式サイトも是非チェックしておきましょう!

ワークマン加盟店推進部の公式Twitter
加盟店経営者募集公式ホームページ

また、ワークマンがホワイトフランチャイズと呼ばれる理由について、以下書籍に詳しくまとまっています。
ご興味ある方は是非読んでみてください。

ワークマン加盟店推進部部長八田さんインタビュー1
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