今回は、群馬を代表する企業である株式会社カインズの、広報部 宮田様へインタビューを行いました。
宮田様には、カインズの歴史や近年のPROJECT KINDNESSの取り組み、またオリジナル商品の開発体制などをお聞きしました。
全部で3本の構成となっています。ぜひ最後までお読みください!
- インタビュー記事一覧(クリックすると展開されます)
- ①カインズ デジタル化など第3創業期がもたらした変化とは?
②ベイシアグループとカインズの関係性 前橋吉岡店のクッキングファンとは?
③カインズが低価格で高品質な商品を開発し続けられる理由。メンバー(社員)全員が開発者?
第1回では、2019年に第3創業期として掲げた中期経営計画の取り組み内容や成果について、宮田様にお話を伺った内容をまとめています。
宮田様のご経歴
2018年に株式会社カインズにご入社。
店舗での業務を経て、現在は広報部に所属。
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本記事の内容は、YouTube動画でも公開しています。ぜひこちらもご視聴と高評価お願いいたします!
カインズの歴史と概要
まずは、カインズの歴史についてお話をお聞きできればなと思います。
弊社株式会社カインズは、1958年に設立したいせや(現在のベイシア)という会社が原点のホームセンターです。
1978年にいせやホームセンターの栃木店が開業し、89年にホームセンター部門が分社独立したのが現在の株式会社カインズです。
社名の由来にもなっているのがKindness、つまり親切心です。
その親切心と、何でも自分でやってみようというDIYの精神を持ったメンバーが集まった企業です。
そうなんですね!
ワークマンさんに以前インタビューした際も、「採用のポイントは親切心」とおっしゃっていました。
それってベイシアグループとしての方針なんでしょうか?
グループの企業理念として、お客様への親切心を掲げています。
共通の理念として、そういったところは大事にしていると思います。
カインズ第3創業期
2019年を第3創業期と位置づけています。
PROJECT KINDNESSと称していまして、大きく4つの戦略からなる3か年の中期経営計画です。
- SBU (Strategic Business Unit) 戦略
- デジタル戦略
- 空間戦略
- メンバーへのKINDNESS
特にIT化というところで、デジタル戦略があります。
買い物時に生じる煩わしさの解消とエモーショナルな体験の創造に向けて、デジタルイノベーションを推進しています。
例えば、カインズアプリというスマートフォンのアプリがあります。
商品を検索して事前決済で注文し、その商品を店舗で受け取ることができるピックアップサービスというのができるようになっています。
3年経過して生じた変化
3年の中期経営計画ということですが、インタビュー時点で4年が経過しています。
どのくらい社内で変化がありましたか?
お店にいるメンバーにとっては、カインズアプリは大きい効果がありました。
お店はかなり広くて、いろんな商品が扱われているので、「この商品どこにありますか?」という質問がよくありました。
最近はアプリを使ってお客様ご自身が調べていただけることも多くなりました。
はい、変わったなと思います!
最初の店舗から1年ぐらいで別店舗に異動となったんですが、覚えた売り場の位置や商品が違いました。
その際は、アプリを自分でも活用して探す、ということができました。
まとめと次回
今回は、カインズの歴史、中期経営計画「PROJECT KINDNESS」の詳細、そしてその中でのデジタル戦略について掘り下げました。
デジタル化を活用し、顧客とスタッフの両方に便益を提供する新しい取り組みが導入されています。
実際に店舗勤務をご経験されている宮田様からも、アプリの便利さを聞くことができました。
次回は、ベイシアグループの中での事業について引き続き宮田様にお話を伺っています。お楽しみに!