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(ここから本編)
皆さんこんにちは、お散歩委員会のU委員会こと梅津です!
私はもともと務めていた都内の会社を昨年の6月に退職し、そこから1年間は地元の群馬県桐生市で個人事業主として活動しています。あっという間に時間が過ぎてしまい、まだ3ヶ月くらいしか経っていないような錯覚に陥っていますが、もう1年になるんですね…。
今回は、桐生市に戻ってきた経緯やこの1年の振り返りをしてみようと思います。地方への移住やUターンを考えている方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

移住前の生活と経歴
元々、私は群馬県桐生市で生まれ育ちました。高校卒業とともに、大学進学のため東京へ引っ越しをしました。
「そもそも桐生市ってどこ?」という方へ、ここです。なんとも珍しい、飛び地(間に別の市区町村が入っている)なんです。
大学卒業後は都内のIT企業に就職して、(一度転職を挟み)エンジニアとして働きました。本業以外にも、プログラミングに関する書籍を執筆したり、Schoo というオンラインで学習を行えるプラットフォームで講師として授業を行ったりしています。
執筆した書籍
- Pythonと実データで遊んで学ぶ データ分析講座
- RとShinyで作るWebアプリケーション
- (2023年8月ごろ発売予定)PyCaret で学ぶ機械学習入門
Schoo での授業一覧
桐生市へのUターンを決めた理由
Uターンをする前に、一つ大切な決断がありました。それは、30歳になったタイミングで個人事業主として活動するというものです。
その話から簡単にさせてください!
30歳でフリーランスになることを決める
私が個人事業主としての活動を決意した理由は、エンジニアとしての業務だけでなく、経理作業や営業活動などの業務全般を自分一人でこなすことができれば、どんなに不安定な世の中になっても、自信を持って活動できるなと思っていたからです。
また、なぜ30歳かというと、「実力がある程度付いてくるタイミング」と「バリバリ仕事ができる体力が残っている時期」を考えたときに、『30歳』という数字が朧げながら浮かんできたからです。
そんなこんなでフリーランスになることを決めて、その旨を勤務先に伝えました。
会社は私の考えを尊重してくれ、半年ぐらいかけてゆっくり引き継ぎ作業をしながら、円満に退職しました。余談ですが、今でも個人としてその会社と業務委託契約を結び、お仕事をしています。
どこでお仕事するか?
これまで私は勤務先を中心に生活場所を選んできました。しかし、フリーランスとして独立した場合、どこに住めばよいのでしょうか…?
幸いにも、新型コロナウイルスの影響でリモートワークへの理解が広がり、出社が必要ない状況になりました。新たなプロジェクトの初めには顔を合わせることもありますが、基本的にはリモートで完結するお仕事です。
そんな状況もあり、都心に住む必要性がなくなったため、一度実家に戻ることを選択しました。実家でかつて自分の部屋だった場所を仕事場として利用しています。

移住後の生活と仕事の変化
お仕事内容
もともと務めていた会社とのお仕事以外にも、色々な縁から(Twitter や前職時代の同僚など)お仕事の依頼をいただいています。
現状では、特に自ら営業活動を行うことなく、新たな仕事に取り組むことができています。大変ありがたい限りです…!
大体以下の比率でお仕事をしているイメージです。
- AIやデータ分析と組み合わせたアプリケーション開発(60%)
- プログラミングに関する講師業務(25%)
- 書籍の執筆(15%)
どの業務も、基本的にリモートワークで行っています。

作業場所としてレンタルオフィスを借りた
自宅を仕事場所として使用できるのはとても良かったのですが、時間が経つにつれて、だんだんだれてきました…。そこで、桐生市のインキュベーションオフィス を借りて、作業場所として使用することにしました。
審査もありますが、それを通ればとても安く部屋を借りることができます!
個人的にとてもオススメなのですが、部屋がかなり余っていて若干寂しいです笑
あまり認知されていないのかもしれません…。
桐生市でビジネスを開始しようと考えている方々、ぜひこのインキュベーションオフィスを検討してみてください。もし何かご相談がありましたら、私まで(yuichi.umezu@taplico.tech)ご連絡いただければ喜んでお手伝いいたします!
桐生市で働いてみて気づいたこと
前述の通り、基本的にはリモートワークで仕事をしているのですが、定期的に直接顔を合わせて打ち合わせをしたり、食事会などで交流を深めることはとても重要です!
そんな事情もあり、だいたい月に1~2回は都内に行っているのですが、そんな生活を送るうちに、ある真理に気づいてしまいました…。
桐生ってIT系のお仕事するのに最適じゃない?
IT系の企業や事業主は、普段の業務や打ち合わせを基本的に顧客と直接会わずに遂行できます。特に新型コロナウイルスの影響で、その動きは加速しています。
そのため、物価や地価が低い地域で事業を展開するのが合理的と言えます。
しかし、顧客から見れば、急なトラブル対応や深く打ち合わせしたい場合、交通時間が過度に長い事業者は敬遠される可能性があります。
そう考えると、最もバランスが取れた場所が桐生市なのではと感じるようになりました。
何を隠そう、桐生市にはりょうもう号という特急電車が通っており、都心まで乗車時間2時間、しかも3000円以下!!
新しい車両には、Wifiや電源もあるので、移動時間も仕事できちゃいます。

ここで私が感じている、大切なキーワードは、「行こうと思えばいつでも都内に出れる」です。このちょうどよさが桐生市にはあります。
最近、安い地価だけでなく、災害が少ないという理由で、IT企業が群馬県に進出を始めています。しかし、主な進出先は高崎や前橋となっています。
新幹線が通っている高崎や近隣の前橋は利便性が高いのは確かです。しかし、桐生市もりょうもう号が通っているため、交通アクセスでは決して劣っていません!そしてより安いです!
この地域の魅力にもっと注目してほしいですし、なにより行政側からのIT企業や事業主への支援(補助金など)の拡充を望んでいます!!届け、この思い!
移住1年たっての感想とこれからの展望
生活を始めてみると、娯楽面(ショッピング、映画館、イベントなど)は都内と比べるとやや物足りない部分があり、それがストレスに感じることも正直多いです。
しかし、その点は元々覚悟の上です。
それに見合う安さと、自然に恵まれた環境のおかげで、都内に住んでいた時と比べて精神的な面ではむしろプラスだと感じています。
仕事面の目標
過去1年間は、主に都内の企業とビジネスを進めてきました。
しかし、せっかくインキュベーションオフィスの審査も合格したので、次の1年間では(機会があれば)地元の企業や行政との仕事を取り組んでいきたいと考えています!
また、もしかすると、普段会えないだけで、実は私と同じように桐生で働くIT人材・クリエイターたちがいるかもしれません。そういう方々が自然と集まれるようなコミュニティ作りもしていくつもりです。
共感してくれる方がいれば、ぜひ声かけてください!
まとめ
ということで、今回、独立してからの一年間を振り返りました!
桐生市はIT系のお仕事をする企業・人にとって、とても良い環境なので、ぜひ皆さん桐生にいらしてください!笑