東日本大震災から11年が経ちました。
当時、テレビから流れてきた衝撃的な映像は、今でも忘れられません。
この記事は2022年3月11日に書きました。
私たちは常に地震の危険と隣り合わせです。
日本に絶対安全な場所はありません。
しかし、群馬県は地震リスクが比較的少ないと言えます。
この記事では、群馬県と地震について、データを示しながら解説していきます。
台風だけでなく、他の災害もまとめてシリーズ化しているので、良かったら一緒に読んでみてください!
- 「群馬県安全神話」の記事一覧(クリックすると展開されます)
- 【#1地震】群馬県は地震のリスクが本当に低いのか?
【#2台風】群馬県は台風のリスクが本当に低いのか?
youtubeでも群馬の魅力を発信しています。
群馬県安全神話
群馬県は災害に強い!
群馬県安全神話などと言われています。
そう言われる根拠は何でしょうか?
災害と言っても色々あります。
今回は災害の中でも、日本に住むなら避けては通れない「地震」に注目しました。
データに基づいて検証すると、群馬県は関東内で地震リスクが少ないと言えます。
根拠となるのは以下の3つです。
- 過去の地震回数が少ない
- 地震保険の基準料率が全国で最も安い
- 地震発生源の日本海溝から遠い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
根拠①過去の地震回数が少ない
過去100年での震度4以上の地震回数をまとめました。
群馬県だけ2桁で72回。
正に文字通り、桁違いに群馬県は地震回数が少ないのです。
根拠②地震保険基準料率が全国で最も低い
地震保険は地域の地震リスクに応じて、料率が区分けされています。
料率が低いほど、保険料も安くなります。
「料率が低い=地震リスクが少ない」と、保険会社が考えているということです。
群馬県は全国で最も低い「1等地」に区分けされます。
因みに、お隣の栃木県も同じ区分です。
関東の料率は以下にまとめます。
・群馬県 :0.74
・栃木県 :0.74
・茨城県 :1.77
・埼玉県 :2.04
・千葉県 :2.75
・神奈川県:2.75
・東京都 :2.75
※「イ構造」での料率を記載しています。
根拠③地震発生源の日本海溝から遠い
(出典:地震調査研究推進本部 )
上の図説のように、日本には4つのプレートの境界があります。
太平洋側のプレート境界「日本海溝」に沿って、多くの地震が発生しています。
関東の中でも東京と茨城は、地震が多く発生してきました。
原因の一つは日本海溝です。
群馬県は海なし県です。
日本海溝から遠いので、比較的安全と言えます。
栃木も同様の理由で安全です。
根拠②の保険料率を見ても、その傾向は共通しています。
最後に
ここまで群馬は地震のリスクが少ないと解説してきました。
しかし、日本に絶対安全な場所はありません。
今回の解説は、危険な日本でも比較的安全なのはどこか。
そんな気持ちで見てください。
災害は備えが重要です。
地震だけでなく、他の災害もまとめてシリーズ化しているので、良かったら一緒に読んでみてください!
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【#2台風】群馬県は台風のリスクが本当に低いのか?