群馬クレインサンダーズが成績十分なのにこれまでB2だった理由とは?【祝B1昇格】

お散歩委員会のチャーリ料理長です!前回の記事では、群馬クレインサンダーズの歴史についてまとめました。

【2021年版】群馬クレインサンダーズ 設立からの歴史をまとめてみた

今回は、これまで成績優秀なのにB1昇格できなかった謎について、そして昇格に至った経緯について説明していきます!

Bクラブライセンスと昇格条件

昇格条件

各シーズン少々条件の変更があるが、大枠は変わらないため2021-22シーズンのレギュレーションを参考に説明します。詳しくはこちらから→(出典:B.LEAGUEホームページ)

シーズン終了後、プレーオフ上位2クラブが昇格ができるとありますが、クレインサンダーズが2018-19シーズンに準優勝ながら昇格ができなかった理由としては、前提条件としてあるB1クラブライセンス交付判定を受けたクラブという部分が当てはまらず、当時はB2クラブライセンスまでしか交付されておらず、昇格出来ずに終わったのです。

Bクラブライセンス制度

B.LEAGUEクラブライセンスとは、B.LEAGUEのリーグ戦に出場するための資格となり、B1、B2リーグに参加できる資格となるB1ランセンスと、B2リーグに参加できるB2ライセンスの2種類があります。バスケットボール界全体の安定的・持続的な成長と発展に寄与することを前提とし、育成面・施設面・選手環境面などを、プロリーグとしてふさわしい水準に保ち、さらに発展させることによって、クラブの価値が向上することを目的としています。詳しくはこちら→(出典:B.LEAGUEホームページ )

クラブライセンスには、細かい基準が設けられており、各基準をクリアしていかないと上位ライセンスが得られないようになっています。

少し上記の基準だとわかりにくいので、私なりに分かりやすくまとめると、下記のようなことです。

①ホームアリーナ(本拠地)の収容人数 → B1:5000人以上・B2:3000人以上

②年間売上収入 → 1億円以上

③ユースチームの保有

と、いった感じの基準で、詳しい基準はこちらから→(出典:B.LEAGUEホームページ 、PDF)

クレインサンダーズは、①と②をクリアできなかったシーズンが、2018-192019-20の二年間で、B2クラブライセンスに留まっていました。

群馬クレインサンダーズがB1となった経緯

B1クラブライセンス再交付

まず、二年連続のB2クラブライセンスになってしまった2019-20シーズンが始まる前に起こった変化が、クレインサンダーズの運営会社である株式会社群馬プロバスケットボールコミッションの経営体制が一新されたことです。2019年6月17日の臨時株主総会により、株式会社オープンハウスの子会社となり会長をオープンハウスの荒井 正昭社長を置きました。

その後、ヤマト市民体育館前橋の改修を2020年に完了することを前提に、施設基準財務基準を含む全ての審査基準においてB1基準を充足との判定が下され、「B1ライセンス」の取得が決定致したことを、報告されました。

そして、問題であったホームアリーナの問題として大きく動きがあり、2020年7月15日付で太田市と包括連携協定を締結したのち、2021年2月10日に2021年7月1日より群馬県太田市をホームタウン(取りまとめ役となる自治体)として活動することを、2月9日に開催されたB.LEAGUE理事会にて承認されたことを報告しました。移転となった背景には、以下のように説明しています。詳しくはこちらから→(出典:群馬クレインサンダーズHP )

目的としては、太田市バスケットボールというスポーツ活動を通じて、両者が相互に連携協力することにより、地域の活性化に寄与し、ホームタウンを太田市へ変更するのを機に、これらの活動をさらに活性化させ、ハードとソフトを一体化させた地域活性化に貢献し、太田市を日本中に名を轟かせるバスケの聖地にしていきたいということです。

このような、企業連携・地域連携により、B1クラブライセンス交付への道が切り開かれました。そして、2020-21シーズンの躍進に続きます。

2020-21シーズンの成績

2020-21シーズンはコロナ禍の影響で今までの3地区の分かれ方から変わり、2地区での開催に変更されました。クレインサンダーズは、B2東地区になりレギュラーシーズンを戦いました。

結果としては、33連勝を含む52勝5敗で、東地区1位となり、B2歴代最高勝率(.912) で、プレーオフに進出しました。

プレーオフは、クォーターファイナルで、山形ワイヴァンズに2連勝で勝利し、セミファイナルで、越谷アルファーズに2連勝で勝利し、B1クラブライセンス交付されているため、この時点で上位2クラブになったためB1昇格が決定しました。

そして、ファイナルでは、茨城ロボッツと対戦し、2勝1敗で勝利し、B2初優勝となりました。

個人表彰としては、B2最優秀選手(MVP)トレイ・ジョーンズ選手が選ばれました。

まとめと次回

見事B2制覇をし、B1昇格を手に入れた群馬クレインサンダーズ

昇格後期待される変化や新戦力については次回説明します!↓

 

【祝B1昇格】B1開幕に向けて群馬クレインサンダーズが行った3つの新体制

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>群馬県桐生市出身のメンバーで構成

群馬県桐生市出身のメンバーで構成

エンジニア・料理人・営業・大工などなど様々な経歴を持つメンバー
ただ一つの共通点は桐生市出身ということのみ

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