こんにちは!お散歩委員会メンバーのダブドリ現場主任です。
今回初めての記事投稿ということで、私が一番熱量をもってお話ができる公営ギャンブルについて書いていきます。そして、我々お散歩委員会メンバーは桐生市出身者の集まりなので、初回は桐生競艇について書いていこうかなと思います。
競艇の歴史
まずは、そもそもなぜ競艇という競技が始まったのかについて説明します。
第二次世界大戦後における地方自治体の戦後復興のための財源確保の一つとして、1951年6月18日にモーターボート競争法が制定されました。そして、大村(長崎県)の選手養成所で、1951年10月3日から選手の育成が開始されます。
そして、翌年の1952年4月6日に、大村競艇場にて競艇が初開催されます。その後各地で次々と競艇が開催され、現在では以下の24競艇場で競技が行われています。
競艇場(ボートレース場) | 場所 | 初開催日 |
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桐生競艇場 | 群馬県桐生市 | 昭和31年 1956/11/08 |
戸田競艇場 | 埼玉県戸田市 | 昭和29年 1954/10/14 |
多摩川競艇場 | 東京都府中市 | 昭和29年 1954/06/09 |
平和島競艇場 | 東京都大田区 | 昭和29年 1954/06/05 |
江戸川競艇場 | 東京都江戸川区 | 昭和30年 1955/08/12 |
浜名湖競艇場 | 静岡県浜名湖荒井町 | 昭和28年 1953/08/07 |
蒲郡競艇場 | 愛知県蒲郡市 | 昭和30年 1955/08/13 |
常滑競艇場 | 愛知県常滑市 | 昭和28年 1953/07/10 |
津競艇場 | 三重県津市 | 昭和27年 1952/07/04 |
三国競艇場 | 福井県坂井市 | 昭和28年 1953/04/14 |
琵琶湖競艇場 | 滋賀県大津市 | 昭和27年 1952/07/18 |
住之江競艇場 | 大阪市住之江区 | 昭和31年 1956/06/19 |
尼崎競艇場 | 兵庫県尼崎市 | 昭和27年 1952/09/14 |
丸亀競艇場 | 香川県丸亀市 | 昭和27年 1952/10/31 |
鳴門競艇場 | 徳島県鳴門市 | 昭和28年 1953/04/24 |
児島競艇場 | 岡山県倉敷市 | 昭和27年 1952/11/22 |
宮島競艇場 | 広島県廿日市 | 昭和29年 1954/11/01 |
徳山競艇場 | 山口県徳山市 | 昭和28年 1953/08/28 |
下関競艇場 | 山口県下関市 | 昭和29年 1954/10/28 |
若松競艇場 | 福岡県北九州市 | 昭和27年 1952/11/11 |
芦屋競艇場 | 福岡県遠賀郡芦屋町 | 昭和27年 1952/11/07 |
福岡競艇場 | 福岡県福岡市 | 昭和28年 1953/09/26 |
唐津競艇場 | 佐賀県唐津市 | 昭和28年 1953/08/07 |
大村競艇場 | 長崎県大村市 | 昭和27年 1952/04/06 |
桐生競艇場は特徴的な競艇場…?
前述した各競艇場の初開催日を見てもらえばわかると思いますが、桐生競艇場は現在の競艇場の中で最も初開催が遅い競艇場になっています。
そして競艇場の中では最も北側に位置している競艇場でもあり、最も標高の高い競艇場にもなります。他の競技場に比べて標高120m前後高いようです。
「標高が高いから何?」と思われるかもしれませんが、標高が高いことで他の競艇場に比べて気圧が低く酸素も少ないため、モーターのパワーが落ちやすいという特徴があります。
そのため、モーターの性能や整備状況が勝敗にとても影響します。
また、季節ごとにも特徴があり、冬場は全国的にもニューイヤー駅伝などで知られる赤城おろしが吹くため風の影響を受けやすくなります。
ナイター競走を全国初開催
桐生競艇場は全国で最も遅く開場された競艇場ですが、取り組み自体は挑戦的で、『アクアンナイト』という全国初のナイター競走が開催された競艇場として有名です(開催日: 1997年9月20日)。競艇の発祥地が大村ですが、ナイター発祥の地は桐生なんです!
2011年5月3日からは『ドラキリュウナイター』という名前に変更され、また冬季を含め通年開催されるようになりました。なお、『ドラキリュウナイター』の名称は、桐生競艇のマスコットキャラクターで、ドラキュラをモチーフにした『ドラキリュウ』からきています。
競艇の年間売り上げは2兆円超え!
今回の記事のタイトルにもあるように、ボートレースによる年度売り上げは2021年度において過去最高額になると発表がありました。その額はなんと、2兆2168億3216万1100円!
まだ年度の終わりまでの日数を残しながらの発表であり、これまでの最高額である1991年度の2兆2137億4629万900円を30年ぶりに更新する結果となりました。
その中でも桐生競艇場の売上高は全国的にみても常に上位に位置し、その人気の高さがうかがえます。
しかし、そんな人気の桐生競艇ですが、過去に閉鎖の危機に直面していたのをご存じですか?
次回の記事ではそのあたりのことを深堀りしていこうと思いますので、お楽しみに!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。