電子地域通貨のイメージ

お金の地産地消!群馬の電子地域通貨 導入状況についてまとめてみました!【2022年10月時点】

最近、電子地域通貨の導入を進める自治体が増えています。我々の地元、群馬県の桐生市でも、「桐ペイ」という電子地域通貨の運用が2022年11月から開始されます。

寂しいことに、桐ペイについてのニュースが地元であまり話題になっていない件については、以下でまとめています。

群馬県桐生市の電子地域通貨が「桐ペイ」に決定!というニュースが全然盛り上がっていない件について

今回は、群馬県の各自治体の導入事例について、まとめていきます。是非最後までお読みください!!

電子地域通貨とは

↑の過去記事でもまとめていますが、電子地域通貨について、簡単におさらいしましょう!

電子地域通貨とは、地域コミュニティの活性化や経済発展を意図して導入される、地域限定の通貨です。通常、スマホアプリを用いて通貨のチャージや決済を行うことができます。

これまでも、紙ベースでの地域通貨自体は導入事例がありましたが、運用コストが高く、維持ができないなどの問題が指摘されていました。スマホをはじめとするデジタル技術の発展により、電子地域通貨の導入が可能になり、コスト面の課題も解決しました。

群馬の電子地域通貨 導入事例

群馬でも、複数の自治体で電子地域通貨の導入が進められています。以下に名前や導入状況を簡単にまとめています。

市区町村名前導入状態補足情報
富岡市とみおかふれ愛カード2019年11月から開始新規加盟店舗への維持費補助(先着順)
みなかみ町MINAKAMI HEART Pay2020年11月から開始ふるさと納税の返礼品として30%のポイント付与
沼田市tengoo2020年12月から開始ポイント還元やポイント率アップなどキャンペーン実施
邑楽町コハクペイ2021年7月から開始11月1日より、25%のポイントが付くチャージキャンペーンを実施
高崎市高崎通貨2022年10月から開始中小企業に就職した若者への通貨支給
太田市OTACO2022年10月から開始10月に、2万円分チャージすると3万円分が付与されるキャンペーン
桐生市桐ペイ2022年11月から開始10月26日~11月30日まで、(2万円まで)30%のポイントが付くチャージキャンペーンを実施
渋川市渋Pay2022年12月から開始予定キャンペーン情報は未定。
館林市未定2023年度に導入予定

それぞれ個性のある名前が付けられていますね!ここからは、それぞれもう少し詳細に説明をしていきます。

富岡市: とみおかふれ愛カード

2019年11月から、ICカードによる電子地域通貨が導入されました。群馬県内では最も早く導入されました!

また、2021年11月からはスマートフォンによるQRコード対応もされました。恐らく電子地域通貨自体の知名度が全国的に低いためか、参加されるお店がまだ少ないようです…。

加盟される店舗に、システム端末機を無償で貸与していたり、新規加盟店への維持費補助も行っています(令和4年度)。ただし、先着順のようなのでご注意を!

現在の加盟店一覧

みなかみ町: MINAKAMI HEART Pay

群馬県みなかみ町

2020年11月から、みなかみ町では、MINAKAMI HEART Pay(ミナカミハートペイ)が運用開始されました。

ふるさと納税の返礼品としてポイント付与されるという特徴があります。他にも、セブン銀行ATMや町役場や道の駅などのチャージステーションで、チャージが可能です。

また、公式サイトFacebookページを見ていると、定期的にキャンペーン(チャージすると20%分更にポイント付与など)をやっています。最近も2022年7月と8月にポイント還元キャンペーンも行っていました。

興味ある方は、是非調べてみてください!

沼田市: tengoo

群馬沼田市のイメージ

2020年12月から、沼田市では、tengoo(てんぐー)が運用開始されました。「市」としては県内で初めて導入されました!

ちなみに、名前の由来は「天狗」から。沼田市は天狗伝説が有名で、沼田まつりでも大天狗面が市街地を練り歩くなど、天狗と関係が強い地域です。

現在は、マイナンバーカード取得者に対するキャンペーン(2万円のチャージで5000円分付与)や、2022年10月にはチャージに対して10%付与するキャンペーンや、2022年11月には店舗利用数に応じて還元率が最大20%になるキャンペーンを実施するなど、積極的に導入を進めているイメージがあります。

邑楽町: コハクペイ

2021年7月から、邑楽町ではコハクペイが運用開始されました。

邑楽町のシンボルの一つである白鳥(コハクチョウ)にちなんでつけられました。現在90店舗でコハクペイが使えるようです。

また、令和5年3月15日まで、チャージに対して25%のポイントがつく(例:1万円チャージすると、12500円分使えるようになる)キャンペーンを実施しています!是非この機会に導入してみましょう!

高崎市: 高崎通貨

高崎通貨を導入する高崎市のイメージ

2022年10月から、高崎市では高崎通貨の運用が開始されました。各自治体が工夫しながら通貨の名前を決めていく中、「高崎通貨」という何とも潔い名前です!

高崎市内の中小企業に就職した若者へ、10万円を高崎通貨で支給するなどの施策も同時に開始しています。また、すでに3000近い店舗で導入されるようで、このあたり高崎の持つ力強さを感じますね!

他の自治体が行っているような、「いまチャージするとお得ですよ!」というキャンペーンはやっていないようです。ただ、まだ最近始まった通貨なので、この先そのようなキャンペーンが開始される可能性もあると思います。

太田市: OTACO

高崎通貨と同様に、2022年10月から、太田市ではOTACO(おたこ)が運用開始されました。元々行っていた紙ベースの金券は廃止されるようです。

「太田」とコインやコミュニティを表す「コ」を合わせてOTACOになりました。

2022年10月には、2万円分チャージすると3万円分が付与されるキャンペーンをやっているようです。まだ始まったばかりなので、この先もお得なキャンペーンをやると思いますので、チェックしておきましょう!

桐生市: 桐ペイ

桐生市では、2022年11月から、桐ペイが運用されます。我々のラジオや、群馬県桐生市の電子地域通貨が「桐ペイ」に決定!というニュースが全然盛り上がっていない件について
でも書いた通り、公募により桐ペイに決定されました。

導入を推進するために、2022年10月26日から11月30日までの間に、最大2万円までチャージ金額に対して30%の桐ペイを付与するキャンペーンを実施しています。

渋川市: 渋Pay

渋川市では、2022年12月から渋Payが導入開始されます。「桐ペイ」と「渋Pay」…凄い似てますね…。

他の自治体も行っているのですが、スマホを持っていない方向けに二次元コード付きのカードも用意されています!また、決済額のうち1%を店側が負担し、それは子どものための事業に活用するされるようです。

キャンペーンについては、まだ詳細な情報が出ていない状況です…(2022年10月22日現在)。ただ、何かしら行うような記載はあるので、公式ページを定期的にご確認してもらうとよいと思います!

まとめ

ということで、今回は群馬県の電子地域通貨導入状況をまとめました!こうやってまとめると、各自治体が工夫しながら導入に向けて努力しているのが分かりますね。

電子化により紙に比べて導入しやすくなっているとはいえ、導入・運用コストは一定程度かかります。そのコストを超える経済効果を生み出せなければ、電子地域通貨は失敗に終わってしまいます。

各自治体が様々なキャンペーンを行っているので、お住いの市区町村のページを確認して、「お得だ!」と思えれば是非積極的に導入してみましょう!

電子地域通貨のイメージ
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>群馬県桐生市出身のメンバーで構成

群馬県桐生市出身のメンバーで構成

エンジニア・料理人・営業・大工などなど様々な経歴を持つメンバー
ただ一つの共通点は桐生市出身ということのみ

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